生成AI研修の新規事業を2名からゼロ立ち上げし、1年半で167社・累計1.85億円を受注、12名体制まで広げました。同時に、その事業を回すためのAIエージェントと自動化基盤を単独で設計・構築・運用しています。
現職 株式会社KIZASHI リスキリング事業部 営業統括(2024年10月〜2026年6月は執行役員を兼任)

キャリアのスタートは携帯ショップです。エンジニアではありませんし、情報系の学部を出たわけでもありません。配属1ヶ月目に、当時社内で販売実績1位だった店舗で店舗内1位を取り、2ヶ月目には全店舗中1位になりました。入社3ヶ月目で店長になり、赤字店を半年で黒字に返して、社内になかったエリアマネージャーという役職を新設してもらって20店舗・約100名を見ていました。いまは生成AIの研修事業を立ち上げて、その事業を回すためのAIを自分で書いています。
一貫しているのは、現場の数字が動くところまでやるという一点だけです。店長のときは1店舗の営業利益、エリアマネージャーのときは20店舗の営業利益、いまは受注額と、社内の何時間が消えたか。作ったものが使われていなければ意味がない、と思っています。
AIを使い始めたのも、事業を回すために必要だったからです。AI研修を売る側が自分で使っていなければ、そもそも説得力がありません。加えて少人数だったので、使わないと業務が回らない状況でもありました。連絡対応や議事録、報告書に追われるほど、お客様に向き合う時間は減っていきます。そこから独学で、承認を挟まないと外部に何も送らない設計のエージェントを組み、いまは19本の自動化が毎日無人で動いています。非エンジニアが業務を理解したまま実装まで持っていくと何が起きるかを、自分の仕事で証明してきたつもりです。
趣味はマラソン(最近始めました)、デイキャンプ、サウナ。あとは戦国時代の合戦をAIで深掘りするのが好きで、これは完全に趣味です。
営業統括の傍ら、自部門で回すAIの仕組みを企画から運用まで一人で持っています。
商材・価格・提案フロー・パートナー網まで含めて、新規事業を立ち上げから担当しました。
提案の入口から交付後の報告まで、制度側の実務を理解したうえで設計しています。
研修と実装の両方を見てきたので、「入れたのに使われない」が起きる理由を現場で見ています。
セッションレポート:リスキリングドットコム(2026年5月21日公開)
エンジニア職の経験はありません。事業側の人間として必要な仕組みを自分で作り、実運用に乗せてきたという立ち位置です。動かないものは作らない、という点だけは徹底しています。
AIを活用することで、挑戦を止めない社会を創る。これがずっと変わらない目的です。
人が足りない、時間がない、やり方が分からない。そういう理由で会社も個人も挑戦をあきらめていく場面を、167社を見てきたなかで何度も見ました。AIはそこを埋められます。だから、AIが実際に使われている状態まで持っていくことに関わり続けたいと思っています。
次はその推進を、社内の立場でやりたいと考えています。これまでは外部から、研修という形で企業のAI活用を支援してきました。167社を支援するなかで分かったのは、AI推進に必要なのは研修だけではないということです。利用ルールをどう決めるか、現場にどう浸透させるか、日々どう使われているかを誰が見るか、導入して何がどれだけ変わったかをどう示すか。関われば関わるほど、こうした論点が増えていきました。
ただ、外部の立場ではそこに踏み込めません。本当の数字は見せてもらえないし、現場が実際に何に困っているかも、こちらには届かないところで起きています。だから提案はどうしても一般論になり、最後まで外の人のままで終わる。うまく回り出した会社も、途中で止まってしまった会社も見てきましたが、どちらも外から見ているだけでした。今度は中に入って、自分の手で最後まで持っていきたい。
対象業務を決めるところから、作り、ルールを整え、現場に広げ、使われ続けているかを見て、効果を数字で示すところまで。この一連を担いたいと思っています。ベンダーに発注して管理する役割ではなく、内製で回す側で。特に営業・事業部門は自分がプレイヤーとして数字を作ってきた領域なので、どこで時間が消えるか、なぜ入力されないか、なぜ提案の質がばらつくかが具体的に分かります。そこを入口にするのが一番速いと考えています。
作れること、教えられること、そして成功例と失敗例を数多く見てきたこと。この3つを社内で使い切って、自分が中で回した実績を作りたい。そのうえで、そこで固まった型を社外の企業にも広げていけたら、最初に書いた目的にいちばん近づけると思っています。
営業として数字だけを持つポジション、あるいは提案書までで実装に関われないポジションは、今回は考えていません。