Profile

吉田 圭佑KEISUKE YOSHIDA

生成AI研修の新規事業を2名からゼロ立ち上げし、1年半で167社・累計1.85億円を受注、12名体制まで広げました。同時に、その事業を回すためのAIエージェントと自動化基盤を単独で設計・構築・運用しています。

現職 株式会社KIZASHI リスキリング事業部 営業統括(2024年10月〜2026年6月は執行役員を兼任)

吉田圭佑
167
2025年1月〜2026年7月の受注社数。既存顧客に頼らない新規開拓のみ
1.85億円
同期間の累計受注額。単一契約の最大は約3,000万円。事業部で最高収益
19
単独で内製したAIエージェント3系統+業務自動化システム16件

私について

キャリアのスタートは携帯ショップです。エンジニアではありませんし、情報系の学部を出たわけでもありません。配属1ヶ月目に、当時社内で販売実績1位だった店舗で店舗内1位を取り、2ヶ月目には全店舗中1位になりました。入社3ヶ月目で店長になり、赤字店を半年で黒字に返して、社内になかったエリアマネージャーという役職を新設してもらって20店舗・約100名を見ていました。いまは生成AIの研修事業を立ち上げて、その事業を回すためのAIを自分で書いています。

一貫しているのは、現場の数字が動くところまでやるという一点だけです。店長のときは1店舗の営業利益、エリアマネージャーのときは20店舗の営業利益、いまは受注額と、社内の何時間が消えたか。作ったものが使われていなければ意味がない、と思っています。

AIを使い始めたのも、事業を回すために必要だったからです。AI研修を売る側が自分で使っていなければ、そもそも説得力がありません。加えて少人数だったので、使わないと業務が回らない状況でもありました。連絡対応や議事録、報告書に追われるほど、お客様に向き合う時間は減っていきます。そこから独学で、承認を挟まないと外部に何も送らない設計のエージェントを組み、いまは19本の自動化が毎日無人で動いています。非エンジニアが業務を理解したまま実装まで持っていくと何が起きるかを、自分の仕事で証明してきたつもりです。

趣味はマラソン(最近始めました)、デイキャンプ、サウナ。あとは戦国時代の合戦をAIで深掘りするのが好きで、これは完全に趣味です。

出身
千葉県山武郡横芝光町
拠点
神奈川県
資格
全商簿記実務検定1級
生成AIパスポート
語学
英語(基礎会話)
強み
事業の数字と実装の両方を一人で持てること

What I do

AI実装

使う側ではなく、作る側

営業統括の傍ら、自部門で回すAIの仕組みを企画から運用まで一人で持っています。

  • 承認ゲート型AIエージェント 3系統/Slack・Gmailを巡回して返信案を生成、本人の承認を経てから本人名義で送信。誤送信をゼロに保つ設計
  • 業務自動化システム 16件/議事録、日報、入金同期、顧客データ連携、レポート生成などを内製
  • 単発の生成で終わらせず、1つの業務が最後まで完了するワークフローとして設計している
事業立ち上げ

2名から始めて1.85億円

商材・価格・提案フロー・パートナー網まで含めて、新規事業を立ち上げから担当しました。

  • 立ち上げ時2名から12名体制へ拡大。事業部で最高収益を計上
  • 既存顧客リストを使わない新規開拓のみで167社。1名10万円の研修を1社あたり数十〜数百名規模で受注
  • 最大顧客は1社累計3,500万円(332名の全社導入/単一契約の最大は約3,000万円)
  • 直販に加えて代理店・取次店のパートナーチャネルをゼロから構築し約50件を創出
公的資金

助成金・補助金を実務で回せる

提案の入口から交付後の報告まで、制度側の実務を理解したうえで設計しています。

  • 受注の90%で人材開発支援助成金を活用。計画届から支給申請まで支援側の実務経験あり
  • デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)は交付申請から効果報告まで一通り経験
  • 自治体との連携協定にもとづく市民向けAI講座の企画・実施
組織への定着

導入して終わりにしない

研修と実装の両方を見てきたので、「入れたのに使われない」が起きる理由を現場で見ています。

  • 受講後の利用率・完了率を追い、未完了層に個別で介入する運用まで設計
  • 非エンジニア出身。自分でリスキリングして実装側に回った経験があるので、現場の詰まり方が分かる
  • 経営層への説明と現場のオペレーション設計を、同じ人間として往復できる

経歴

登壇・発信

NexTech Week 2026春 特別講演 告知バナー
NexTech Week 2026【春】特別講演「ヒトとAIの協働組織へ 先進企業がリテラシーに注目したワケ」/2026年4月15日・東京ビッグサイト。モデレーターとして登壇しました。
登壇中の様子
登壇の様子(左端)。事業会社のCPO、業界団体の理事と、AIリテラシー教育の投資対効果について議論しました。
満席の講演会場
会場は満席。立ち見も出ました。

技術・ツール

Python Node.js 生成AI API(Claude / GPT / Gemini) Claude Code AIエージェント設計 Slack API Gmail / Google Workspace API Notion API kintone Cloudflare Workers / Pages launchd による常駐運用

エンジニア職の経験はありません。事業側の人間として必要な仕組みを自分で作り、実運用に乗せてきたという立ち位置です。動かないものは作らない、という点だけは徹底しています。

次にやりたいこと

AIを活用することで、挑戦を止めない社会を創る。これがずっと変わらない目的です。

人が足りない、時間がない、やり方が分からない。そういう理由で会社も個人も挑戦をあきらめていく場面を、167社を見てきたなかで何度も見ました。AIはそこを埋められます。だから、AIが実際に使われている状態まで持っていくことに関わり続けたいと思っています。

次はその推進を、社内の立場でやりたいと考えています。これまでは外部から、研修という形で企業のAI活用を支援してきました。167社を支援するなかで分かったのは、AI推進に必要なのは研修だけではないということです。利用ルールをどう決めるか、現場にどう浸透させるか、日々どう使われているかを誰が見るか、導入して何がどれだけ変わったかをどう示すか。関われば関わるほど、こうした論点が増えていきました。

ただ、外部の立場ではそこに踏み込めません。本当の数字は見せてもらえないし、現場が実際に何に困っているかも、こちらには届かないところで起きています。だから提案はどうしても一般論になり、最後まで外の人のままで終わる。うまく回り出した会社も、途中で止まってしまった会社も見てきましたが、どちらも外から見ているだけでした。今度は中に入って、自分の手で最後まで持っていきたい。

対象業務を決めるところから、作り、ルールを整え、現場に広げ、使われ続けているかを見て、効果を数字で示すところまで。この一連を担いたいと思っています。ベンダーに発注して管理する役割ではなく、内製で回す側で。特に営業・事業部門は自分がプレイヤーとして数字を作ってきた領域なので、どこで時間が消えるか、なぜ入力されないか、なぜ提案の質がばらつくかが具体的に分かります。そこを入口にするのが一番速いと考えています。

作れること、教えられること、そして成功例と失敗例を数多く見てきたこと。この3つを社内で使い切って、自分が中で回した実績を作りたい。そのうえで、そこで固まった型を社外の企業にも広げていけたら、最初に書いた目的にいちばん近づけると思っています。

営業として数字だけを持つポジション、あるいは提案書までで実装に関われないポジションは、今回は考えていません。